参考にならない104回薬剤師国家試験合格者のブログ

104回薬剤師国家試験に合格した変人が試験で感じたこと、試験までの様子、それまでの6年間を綴る

★絶対参考になる!国試会場、当日のこと

★国試会場での雰囲気やトイレ事情、持ち物など、当日の様子やアドバイスを述べています。

 

【服装と気温】

国試の会場は、在籍している大学よりも南にある場所(都道府県)でした。

国試前日に会場近くのホテルへ移動。

気温はかなり高く、事前の情報では「広い会場なので暖房が効きにくく、寒いことがあるので調節可能な服装を」とのことで、セーターとパーカーを持って行きましたが、結果的にセーターは着用せず。

国試1日目はパーカーに七分袖のシャツでしたが、即刻パーカーは脱ぎました。

国試2日目は1日目よりも予想気温が高かったため、急遽持ってきていた部活ジャージ(薄手のロンT)にパーカーを着て会場へ。

さすがに2日連続同じシャツだとダメかと思いまして……。

元々暑がりで、暖房が効いた大学の講義室ではTシャツになって講義を受けていたこともありました。

2日目も即刻パーカーを脱ぎ、ロンTで受験。

しかし、それでも非常に暑く、手で扇ぎだす始末。Tシャツでも良かったです。

ホットフラッシュかと思いました。

 

【会場の雰囲気】

試験会場はコミケのような場所。

……といっても、コミケ会場となっている東京ビッグサイトのような内装(コンクリートで天井が異様に高い)で、そこに長テーブルと椅子がズラッと並んでいる。

長テーブルの両端にパイプ椅子。

テーブルの端には、受験番号の紙テープが貼られています。

パイプ椅子なので、長時間座っているとお尻が蒸れます。

大きな会場の床には細長いテープが貼られており、それで一応、受験番号の「島」を区切っているようでした。

後述しますが、会場の端の席から順番に番号が振られている訳ではありません。

おかげで初日は迷子になりました。

 

【席と受験番号】

ある一定の受験番号までを一つの「島」とし、会場内のテーブルを複数のブロックに区切り、ランダムに「島」を振り分けるといった方法で席が決められているようでした。

おかげで自分の席が分からず、すでに他人が着席しているテーブルに貼られた受験番号を確認しながら、会場を一周しました(笑)

受験番号は大学ごとではなく、会場ごとにミックスされています。

大体は名前順ですが、同じ大学の学生は連続して並んでいなかったような、そんなこともないような……。

正確なことは分かりませんが、私の前後は他大学(前後の学生は同じ大学のようでした)で、一つ飛ばした前は私と同じ大学の学生でした。

ちなみに、空席もけっこうあります。

私の隣、斜め前後は空席でした。

私の大学は卒業判定後に受験手続きをするのですが、受験手続き後に判定する大学やわざと来ない学生もいるのでしょうか?

 

【学生の雰囲気】

そこまで緊張感ピリピリというのは感じられませんでした。

しかし、他大学の学生同士が集まって会話していると、不思議と耳がその声を拾ってしまいます。

そして、私を挟んで着席したまま会話をされることもあり、対策は必要でした。

そこで、イヤホンでお気に入りの勉強用音楽を大音量で流しながら、最後の追い込みをしました。

ちなみに、徹夜用BGMはテンションをハイにするために激しめで英語が多いワンオク、国試直前にリピートしていたのは米津玄師の「春雷」です。

必須問題が終了すると、やはり答え合わせをする学生はいます。

もちろん、「◯◯が答えだよね?」「そうだよ、正確!」という感じで自信ありげな会話。

ちょうどそこ間違ったよ!!と叫んでやりたくなりましたね。

めっちゃコイツら頭エェやん、なんやその自信満々な会話は……と脳内でツッコミを入れつつ、またもやイヤホンでブロック。

次の理論①が終了すると、やはりざわつく。問題の物化生。

しかし2日目の実践②が終わると、前の席の学生は超弱気な発言。「昨日の自己採点したら◯◯点もいってなかった」「今の問題、1個しか答えが分からなくて全部鉛筆転がした」「最後(実践③)で◯◯点以上取らないとヤバイ」

客観的にそれはヤバイんじゃないか、と思うような点数が聞こえてきましたがイヤホンでブロック。

やはり1日目に自己採点をする学生も、鉛筆を転がす学生もいるようです。

 

【昼食】

私は模試の時から徹底していたことがあります。

それは、昼食に「炭水化物」を食べないこと。

絶対に、95%くらいの確率で眠くなり、寝ます。

なので、私は「サラダチキン」を食べていました。

ただ、サラダチキンを選ぶ際にはプレーンにしてください。それか、裏面の食塩相当量を確認してください。

大体のサラダチキンの場合、他の味にすると塩分がハンパない量入っています。プレーンでもしょっぱいのに、単品で食べられなくなります。

食べやすいのはカットされているものですが、片手で食べるならゴロッとした塊状のチキンがいいです。

昼食を「サラダチキン」に切り替えてから模試で眠くなったことは一度もなく、国試本番もバッチリでした。

昼食の計画や練習は模試の時からしておくのがベストです。

ちなみに、飲み物は軟水と100%オレンジジュース。午後の試験の間に食べたのはカロリーメイトのプレーン2本。

 

【トイレ】

おそらく、国試前に「トイレは混む」との情報を伝えられると思いますが、特に女子、想像以上だと思います。

トイレに近い席の人なら、試験終了(解散)のアナウンスとともにダッシュすれば難なくトイレに行けます。

ですが、会場が広いため、遠い席の学生はダッシュを諦める必要があります。

しかし、「混むから後で行こう」と考えていると、長蛇の列を目にする羽目になります。

ですので、トイレに行くのは「試験中」です。

一つの「島」につき、一人ずつしかトイレ退出はできません。

ですのでトイレはガラ空き、行き放題です。

私の場合、ややトイレに近い席だったので、午前は試験終了と同時に猛ダッシュし、午後は二つ目の試験の最中に試験監督に付き添われてトイレへ。

午後の試験の間は実質25分ほどしかないので、トイレに並ぶのは時間が惜しいです。

 

【試験中の注意事項】

様々な制約があります。

まず、スマホ

これは電源を切って、席に置いてある茶封筒に入れます。そして茶封筒に受験番号だけを記入し、受験票と共にテーブルの通路側に置く。

試験中は茶封筒を出しっぱなしにした状態で受け、もしスマホが作動した場合、茶封筒ごと没収です。

空き時間はスマホが使用できます。

iPadやパソコンは茶封筒には入らないので、カバンの中に収納します。

次に、マスク。

完全に外してテーブルの上に「広げた状態」で置くか、しっかりと着用するかのどちらかです。

マスクを耳にかけたまま、下方にズラして口を出した状態でいると注意されます。

次に、靴です。

私は試験中に靴を脱いで受ける癖があります。

ですが、靴を脱ぐことは禁止です。

次に、膝掛けです。

膝掛けを座布団のように尻の下に敷いたり、「膝掛け」以外の用途で使用するとカバンにしまうように注意されます。

次に、腕時計です。

テーブルの上に置くことは許されません。必ず腕に装着してください。

また、タバコは終日厳禁です。喫煙不可です。

 

【持ち物】

これは私の反省点から。

心配性の方は、鉛筆は三本用意しましょう。

その理由は、鉛筆の芯が試験中に折れた時の精神的動揺。

私は鉛筆を二本しか持参しませんでした。

試験中は鉛筆削りが使用できないため、折れた場合は残りの一本とシャーペンで対応するしかありません。

しかし、受験番号をマークしていた時に芯が折れ、試験開始前にライフ(使用できる鉛筆)の残りが1になりました。

別に大して問題ではないのですが、ちょっと不安になります。これが折れたらもう終わりだと。

なので、心配性の方は必ず三本用意した方がいいです。

そして、忘れてはならないのが腕時計。

会場に時計はありません。

アラーム機能やハイスペックな機能、通信機能のない腕時計を持って行きましょう。鳴ると面倒なことになると思います(たぶん)。

 

【試験と試験の間】

午前と午後の間は実質50分ほど。

午後の試験の間は実質25分です。

もっと短くなることもあります。

 

【その他】

薬ゼミやメディセレ、その他予備校の先生が会場の外にいます。

開始時はチョコやせんべいを無差別に配って激励、国試終了時には1日目の問題の解答の紙などが入った袋を渡されます。

もちろん、次回の国試に向けた予備校の案内です。

 

今思いつくアドバイスはこんなもんですが、後から思い出した時は追記します。